メチャクチャ久々の更新となります、こんにちは。
最近は外国語の勉強をするというよりも最早外国語で勉強するのが日常となっておりまして、現在はedXでプログラミングを学習しています。
少し前にはハーバード大のコンピューターサイエンスの初心者向け講義(CS50)を履修して四苦八苦しながら修了しました。履修の前提条件は特になく、誰でも無料で受ける事が出来ます。
そんなわけで、今回の記事ではそのedXを全力でオススメして行く所存です。
(注: 本記事の実際の投稿日は2021年9月16日ですが、その後一部編集したので記事冒頭に表示される更新日が変わっています)
edXとは?
まず最初にedXとはなんぞやという話をする必要があります。
edXとはズバリ、海外の大学や教育機関等の講義をオンラインで受講できるシステムであります。
日本含め様々な国の機関が開講していますが、圧倒的に多いのは英語のものです。2021年9月16日現在、開講されている(あるいは開講予定の)3521のコースのうち、英語のものが2711件、スペイン語のものが502件、残りがその他の言語のものです。ぶっちゃけ選択肢があるのは英語とスペイン語だけといっても過言ではない模様です。ちなみに、日本語のコースは6件しかありません。英語のコース数の約452分の1という中々な格差社会となっております。
開講している機関を見てみると、ハーバード大学、コロンビア大学、コーネル大学、ミシガン大学、IBM、エディンバラ大学、清華大学、スタンフォード大学、ワシントン大学、マサチューセッツ工科大学など、早々たる顔ぶれです。今や日本に居ながらにして、これらの大学の講義を受講することが可能となったのです。ちなみに、開講コース数が頭一つ抜けて多いのは現時点ではマサチューセッツ工科大学やハーバード大学等です。
受講に必要なもの
受講に必要なものは、基本的にはedXアカウントを作る時に使う名前、生年月日、メールアドレスだけです。私が受講したハーバード大学のコンピューターサイエンスの授業ではGithubのアカウントが必要でしたが、Githubのアカウントに必要なものも結局はメールアドレスですので、とりあえずメールアドレスがあればどうにかなると考えて問題ないと思われます。料金に関しては次項で説明します。
受講料金について
私も開講されている全ての講義を受けたわけではないので全てに当てはまるかどうかは確かではありませんが、基本的には大体の講義が無料で受講できるようです。
が、問題演習などの回答を提出して採点を受けたり、修了証を発行したりするにはお金を払う必要があります。
また、一部例外を除いて、基本的にはどの講義にも無料開講期間が決められていて、その期間が過ぎると講義内容や教材の閲覧が出来なくなってしまいます。お金を払えばこれらのコンテンツは無期限で利用可能になるようです。
料金は私が見た限りでは基本的に100~200ドル(日本円で1万数千から2万数千程度)くらいでした。
以上の事を考慮すると、無料開講期間内にコンテンツの内容を見るだけなら大体は無料で利用できると考えて良いと思います。私が受けたハーバード大学のコンピューターサイエンスの講義は期間関係なく見られる上、課題の提出も無料で出来ますが、これはおそらくかなり特殊です。
edXで講義を受けるメリット
edXで講義を受けるメリットは、何と言っても英語力が上がる事です。当然ながら、講義も資料も課題も全部英語なので、嫌でも英語力は向上します。その上、専門知識やスキルまで身につけられるのだから願ったり叶ったりです。まさに一石二鳥と言えましょう。「英語の勉強」ではなく、「英語で専門分野の勉強」が出来るわけです。
今や意欲があってインターネットと英語さえ使えれば、どこの国でもこれらの知識やスキルを習得出来るわけです。これはすごいことですよ。
edXのデメリット
基本的にいいことずくめのedXですが、デメリットもあります。
まず、英語の講義を受ける場合にあまりにも英語が分からないと理解もおぼつかないし、進みません。私の体感としては、英検準一級前後、TOEIC750前後くらいの英語力は最低でもあった方がいいと思います。
もちろん、英語が全然分かんない状態から辞書とかGoogle翻訳とかをフル回転させて徐々に英語を覚えていく道もあります。かなり根気がいると思いますが、成功すれば修了するころには英語力が跳ね上がっているはずです。
ただし、前述したとおり、課金しない場合は期限が切れると講義も課題も見られなくなるので、あまりにも進度が遅い場合は修了できないおそれがあります。
また、修了できた場合でも、課金しなければいずれ講義素材は見られなくなるので、しばらくしてから無料のまま復習したい場合などには自前でノートをとっておくなり何なり対策を取っておく必要があります。
あと、途中まで頑張ってやって時間切れになると地味にメンタルにダメージを受ける人もいるかもしれません。
なお、講義の動画は当然全部英語ですが、基本的に字幕やスクリプトが完備されているので、リスニングが全然ダメという場合でも読めれば何とかなります。普通に聞いて分かる場合と比べてもちろん時間は余計かかりますが、それを機にリスニング力が上がるかもしれません。
まとめ
未だに「英語だけできても中身がないと無意味、重要なのは専門性」などという言説があちこちで流布されているのを見かけますが、その中身すらも英語が出来た方が選択肢が広がる時代に既になっております。学術論文も英語のものが大量にありますし、プログラミング等のテクノロジー分野でも英語の存在感は無視できません。日々目にするニュースも、英語が読めればどこの国の媒体でも英語版を読む事が出来ます。もちろん日本のメディアにも英語版があります。
私はコンピューターサイエンスの講義をとりましたが、そもそもプログラミング言語は英語で記述されています。オンラインで見つかる資料もGithubやStackoverflowなどのサイトも全て英語です。日本語版がある場合もありますが、基本的に英語版との質の違いはかなりのものです。
プログラミング等の専門スキルを英語で身につけてしまえば、仕事も英語圏で取れたりします。分野にもよりますが、間に日本語を挟む必要性がない場合も多々あります。
そんなわけで、英語を役立てられるところではどんどん英語を使ってスキルアップしていきましょう。
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