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語学学習の際、「お勧めの〇〇」はあまりあてにならないという話

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どうも、今回は「語学学習において他人のお勧めはさほどあてにならない」というお話をします。

インターネッツを見ていると「英語学習にお勧めのpodcast〇〇選!」とか「英語学習にお勧めのYoutubeチャンネル」とか「英語学習にお勧めの海外ドラマ」とかそういう紹介をしている方がたくさんいまして、英語学習法を語る書籍にもその手のお勧めが書いてあるものがたくさんあります。

しかしながら、個人的にはこの手のものを真に受けすぎない方がいいと思っています。

理由: 筆者と読者が違う人間だから

はい、理由はシンプルにこれです。

例えば、仮に今が江戸末期とかで「英語のテキストが横浜の港でゲットできる3種類くらいしかねーわー」みたいな状態であれば、「(3つしかないテキストのうち)お勧め3選!!!」とかできるかもしれませんが(全部じゃねーか)、今現在はインターネットでコンテンツが飽和しており、動画にしても本にしても無尽蔵に選択肢があります。

英語学習に関する本や記事において、筆者と読者の共通点なんて英語学習に興味があることくらいですから、個人的な嗜好や学習目的が全く異なることが多いと思います。

そんなわけで、学習の方法論を真似るにしても、使う素材(podcastであれYoutubeチャンネルであれ)は他人のお勧めに頼らず自分で決める方がよろしいのではないか、というのが私の個人的な考えです。

以下に私の経験を具体例として挙げます。(しかし半分はただの自分語りなので忙しい人はここ以降は読まなくていいかもしれません。)

私と他人のお勧めと

英語学習には「フレンズ」が最適

私が語学学習にのめり込んで以降、至る所で言われていたのがこれでした。

「フレンズ」とは多分アメリカかイギリスのコメディドラマみたいなのです。これが日常会話の習得に最適だと言われていたので私も以前挑戦してみました。

が。

NetflixだったかYoutubeだったかどこかで最初の数分を見たのですが、何か画面の外からわざとらしい笑い声が聞こえるのが気持ち悪くてすぐに見るのを止めてしまいました。というより、そもそも私はコメディに全く興味がないのでした。そんなわけで英語学習とか以前に見るのが苦痛だったので私のフレンズ英語学習は3分で終了したのでした。

なお、私は「バイオハザード」とかその類のサバイバルアクション映画が好きなのですが、この手のものは「アクションがメインで台詞が少ない」「日常生活で使う表現が少ない」ので英語学習に向かない、とよく言われています。が、そもそも英語力が鬼のように低かったころはその少ない台詞すら聞き取るのに苦戦していたので、アクションシーン目当てで何回も見られて良かったと思います。アレが全部台詞だけだったらフツーに見るの止めてたと思います。

あと、私が好きなアメリカドラマは刑事もののサスペンスとかCIAの工作員の話とかそういうのばっかりなんですが、この手のものは「出てくる表現が難解すぎる」ということで英語学習には向かない、とよく言われています。まぁね、フツーは「You are under arrest」とか「This is a murder investigation」とか「No criminal record」とか言いませんからね。「So he wasn't a Donald Trump」とかいう台詞が「じゃぁ彼は大金持ちってわけじゃなかったんだな」みたいな意味になるとか確かに難解っちゃ難解ですが、まぁ文脈で何とかなります。

しかしながら、「英語学習に最適!」「日常表現が身に着く!」みたいな感じで紹介されてるコンテンツが悉く自分に合わなかったため、私は我が道を行くことを余儀なくされたのでした。

というか、日常生活がメインの物語ってヒマ過ぎて即寝落ちするんですよ私。韓国ドラマでも全編恋愛しかありません、みたいなのは全然興味がなくて、財閥の人たちが権力争いの果てにムショにぶち込まれる話とか、主人公が家族を財閥に頃されて復讐する話とか、時代劇で主人公がいつ間者に頃されるか分からない話とか、そんなのばかり見てます。おかげで「権力」「裁判」「検察」「謀反」とかそんな韓国語単語ばかり覚えています😂・・・

最近見た洋画は「The Hunger Games」ですが、これまたサバイバルアクションでございます。「Persian Lessons」も見ましたが、これはアクションじゃないけどやっぱり(語学)サバイバルです。フツーの話で語学学習というのは私には無理な注文のようです。

多読には絵本がお勧め

これまたよく聞く言説で、理由を聞けば説得力はあるのですが、自分で実際に試してみると「そもそも絵本がフツーの大人向けの本と比べて値段がバカ高い」「内容が退屈」「わかんなくてもいいからレベル高いの読みたい」等々の数々の不満が噴出してしまったため、結局「内容全然分かんないけどネイティブの成人が読んでるフツーの記事や本に突撃しまくる」というあまりお勧めできない方法に落ち着いてしまいました。大抵の人にとってはこれは苦行かと思います。最近は読むのが遅い(洋書一冊読み切るのに全力出しても3日~1週間はかかる)という問題を抱えつつも読んだ内容は9割以上は分かる状態になったので良かったです。ここまで来るのに多分12年くらい洋書や海外ニュースに突撃を繰り返して来ました。

ちなみに、ニュース記事についても「最初は学習者用のサイトがお勧め」とか「馴染みのある事の方が理解しやすいので日本メディアの英語版を使いましょう」みたいな推奨事項を至る所で見かけるのですが、私の場合、「やだ!むしろ日本のメディアが報じてなさそうなのが見たい!!」とか言いながらいきなりフツーの大手メディアに突っ込んでいきました。おかげさまでずっと日本に住んでいるにも関わらず、世界観が一般的な日本人とかなり乖離したと思われます😂

まとめ

学習素材は自分の嗜好や興味に合わせて選びましょう。ぶっちゃけ続けばなんだっていいです。特に最初の頃は学習言語の使用が習慣になるまで継続できることが何より重要です。そもそも「学習」なんて認識にならないものを選べると最高です。

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