英語 語学

大量の英語に触れた結果、ネイティブの発想が多少なりとも分かるようになった話(tagは鬼ごっこ)

投稿日:

今日は我ながら驚くようなことが発生したので忘れる前に記事を書こうと思います。

数時間前に家族が見ていたクイズ番組をたまたま横から見ていたら、↓のような英語の問題が出てきました。

"tag"という単語は以下の3つの遊びのうちどれを意味するでしょうか?
1 鬼ごっこ
2 かくれんぼ
3 おままごと

私は"tag"なんて言われてもHTML tagくらいしか思いつきませんし、ましてや選択肢になっている子供の遊びを英語でなんて言うかなんて考えたことも見たことも聞いたこともありません。せいぜいジャンケンをPaper scissors stoneって言うとかそれくらいしか知りません。

が、何となく「鬼がタッチするときに"tag"って言うんじゃね??」とかテキトーなこといって鬼ごっこに張ったら(と言っても別に賭け事をしていたわけじゃないんですが…)正解でした。

まぁこれだけなら大したことではありません。"Factfulness"という本にも再三登場しますが、3択問題なんて動物園のチンパンジーでも1/3の確率で正解します。

なんでtagが鬼ごっこなのかは特に番組では解説されませんでしたが、私は理由が気になったのでついさっきこのtagなるゲームについて調べて見ました。

Tag (game)

Tag (also called tig, it, tiggy, tips, tick, tip) is a playground game involving one or more players chasing other players in an attempt to "tag" and mark them out of play, usually by touching with a hand. There are many variations; most forms have no teams, scores, or equipment. Usually, when a person is tagged, the tagger says, "Tag, you're 'It'!" The last one tagged during tag is "It" for the next round. The game is known by other names in various parts of the world, including "running and catching" in India and "catch and cook" in the Middle East.

wikipedia Tag(game)(https://en.wikipedia.org/wiki/Tag_(game))より、2023年8月11日現在

はい、太字のところに注目っ・・・!

when a person is tagged, the tagger says, "Tag, you're 'It'!"

なんと、私がテキトーな感じで言った「鬼がタッチするときに"tag"って言う」のが完全に合っていました。流石に"You're it!"とかまでは知らんわ、という感じですが。

そんなわけで、何の事前知識もない状態でこのクイズの選択肢を見ただけで結構深いところまで正しい推測が直観的に出来てしまいました。

もちろん、ただの偶然かもしれませんし、この1例だけでは何とも言えません。

ただ、ここ数年はメールやチャットを英語で書いて送った後に

「あれ? 今送ったメールで使った〇〇っていう単語って存在したっけ??」

とか思いつつ辞書で確認したらちゃんと存在した上に、意味も自分が意図した通りだった、ということが結構ありました。これらの単語は存在を疑うレベルだったのでほぼ確実に初見です。が、何の違和感もなくシレッと脳味噌の中から登場してしまうのです。

私はここ数年くらい日本語をかなり遮断してインターネットで英語漬けライフを送っているのですが、おそらく脳味噌がネイティブの子供の英語習得過程にかなり近いことをやっていると思います。残念ながら他人と直接接して英会話をするという機会はほぼ全くないので完全にネイティブと同じではないし、会話の能力はひどいものですが。

私は専門家でもなければ脳科学者でもありませんが、実体験から言うと、日本語を経由した「勉強」はやはり必要最低限に抑えて時間や労力などの持ち得るリソースの大半を湯水の如く実践にブチ込むのがアクティブラーニング的にも最適解なのではないかと思っています。

私の記事をいくつか読んでくださった方の中には「コイツいつも実践推ししかしてねぇな」と思った方もいらっしゃるかと思われますが、実際のところ外国語学習については実践推しの具体的な例を挙げる以外特に書くことないなと最近思っております。

というより、「英語できるようになりたかったら日本語で書いてある英語学習法なんて読んでないで実際の英語コンテンツをバンバン読んだり聞いたりすべき」という私の主張は、まさに今皆さんが日本語で読んでいる当ブログの存在意義を根底から否定しており、記事を書けば書くほどザクザク刺さるブーメランでダメージがひどいことに、みたいな様相を呈しております😂… 記事を英語で上げ始めるかこのブログを閉鎖するかしないと整合性がとれなくなりそうですNE☆

オマケ: 外国語習得について説明している動画をいくつか

最近見た「外国語習得は座学じゃねーんだよ」系動画(なんだそりゃ)をいくつか紹介して本記事を終わりにしようと思います(とか言いつつ、動画の下にも若干続きを書いてしまいました😂)。

「英語学習」と聞くと何となく「単語や文法を積み上げて全体の習得に至る」みたいな演繹的手法を連想しがちですが、個人的には現実の習得過程はむしろ「大量のインプットからパターンを習得していく」という帰納的手法で起こっていると考えています。↑で紹介した動画や自身の経験を含め、今まで見聞きした色々な情報を総合するとそっちの方が辻褄が合うことが多いな、と。ただし、最初から外国語の全てを帰納的に習得しようとするととんでもない時間がかかって効率が鬼のように悪いので、序盤に基本的な単語や文法を演繹的に学ぶのはほぼ必須と言っていいでしょう。しかし、いつまでもそこに留まらないことが肝要です。

-英語, 語学
-,

Copyright© ホー太郎の語学ブログ , 2023 All Rights Reserved Powered by STINGER.