英語 語学

知らぬ間に単語帳1冊分以上の英語語彙が増えていた話

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先日、古いデータを整理していたら↓のような画像が発掘されました。

"Online English Vocabulary Size Test"という語彙力テストです。画像の作成日時は2018年7月となっていたので、2023年8月現在から丸々5年前となります。

図を見ればわかる通り、当時の私の語彙力は6500語ほど(推定)で、アメリカの10歳児に相当するという判定がなされております。

せっかくなので、同じテストを5年ぶりにやってみることにしました。

結果↓

デデドン

うぉお、語彙数1万の大台を超えてアメリカの14歳に進化したぞ😂

ネイティブの14歳に匹敵する語彙力を手に入れたので、ヤングアダルト小説の"The Hunger Games"にハマったのは必然だったんや!😂

さて、このテストの信憑性が高いか低いかは置いといて結果をとりあえず信用するとすると、私の語彙力はこの5年間で3500語ほど増えた計算になります。

3500語というのは元々あったとされる6500語の半分以上、さらに英検1級パス単に掲載されている単語数2100語の約1.7倍というかなりの量です。

この5年間、私はこれだけの語彙量を増やすために何をしていたのでしょうか。

単語帳を必死になって暗記した? No.

問題集を一生懸命解いた? No.

TOEICの勉強を頑張った? No.

実を言うと、特別な事は特に何もしていません。フツーに生活していただけです。英語で。

まだ未完成ですが、具体的に何していたかは↓の記事に書いてあります。

プログラミング学習、ニュースや本の読解、SNS、Youtube、ネットサーフィン、仕事のやり取りなど、日常の全ての要素を可能な限り英語化しました。特にここ2年くらいはかなり徹底して英語の比率を増やしてきて、日本語でしている活動がほぼなくなったと言っていいレベルです(ただし日本語で書いてるこのブログを除く😂)。

そんなわけで、少し前にEF SETを受けたら突然のC2判定を受けたことに続いて、「外国語を習得するにはひたすら実用しまくるべし」という私の主張にとってありがたい結果を再度得ることが出来ました。

この5年間で何が変わったのか

EF SETと今回の語彙力テストと、両方ともに私の予想を遥かに上回る良い結果が出ました。

ここで、5年前と現在で私の英語能力がどの程度変わったのかを具体的に考えてみたいと思います。

リーディング

まず読解ですが、2019年にこんな記事を出していました。

この記事内容から、2018年から2019年に渡って、450ページほどある洋書を一冊、丸々1年くらいかけて読んでいたことが伺えます。といっても、かなり長い放置期間があり、最後の2週間で300ページくらい読んでいたようです。この頃にもそこそこ読む速度が上がりつつあったことが伺えますが、現在では300-400ページくらいの洋書は3日~1週間もあれば読めますので、読む速さはその頃の倍以上にはなったと思われます。

理解度に関しては、この頃はまだ読んでもよく分からない箇所がそこそこあり、それを適度に調べたり飛ばしたりして何とか読み終わった記憶があります。ここ1年くらいは、読んでも分からない箇所というのは全くないとは言わないまでも劇的に減りました。語彙が3500も増えたおかげでしょう。

また、2020年のパンデミック初期のあたりにNew York Timesの記事を読むのにかなり苦戦した記憶があるのですが、最近はNYTでもBBCでもTIMEでも特に問題なく読めることが増えましたので、やはり日常生活の英語比率を上げたここ2年くらいの間に急速に読解力や語彙力が伸びたのだと思われます。

リスニング

2020年後半あたりからYoutubeから日本語の動画を悉く非表示にして外国語の動画のみ見ることにしました。その頃にはまだリスニングに若干の難を抱えており、聞いたもの全てが完全にわかるというわけには行かなかったのですが、最近は気が散っていなければ大体聞き取って理解できるようになったと思います。まだまだ完璧とは言い難いですが、洋画も字幕なしでストーリーを大体理解して楽しめるようになりました。

ただ、この前のEF SETでもそうだったのですが、リスニング中に同時にリーディング(問題文や選択肢を読む等)や他の事を同時にやらされると途端に大混乱に陥るという難点を未だに抱えています。また、インド英語等の訛りが強い話者との会話では相手の言ってることが全く分からなくて詰むなど、課題はまだ山積みです。

ライティング

正直判定に困ります。私のライティングはほとんどがただのオンラインチャットであり、ハーバード大学で受講したcs50の一部の課題で指定された添付文書を書いたくらいしかまともな文を書いた記憶がありません。2017年に受けた英検1級の作文の点数は32点中26点で得点率81%でしたが、古すぎて参考になりそうにありません。主観的にも客観的にもあまり評価が出来ないということでライティングについてはノーコメント。

スピーキング

これまた大して成長を感じていない分野であります。2018年にベトナムに長期滞在していた時期にめちゃくちゃ英語を話していた一方、現在は時々やるボイスチャットと最近始めたDMMのAI英会話↓くらいしか話す機会がないので、どうなんでしょう。語彙力が増えたと言っても、その多くは「自分では使えないけど読んだ時に意味が分かる」状態の可能性が高いので、発話能力にどれだけ貢献しているか疑わしいところです。

まとめ

そんなわけで、リスニングとリーディングには顕著な上達が認められる一方、ライティングとスピーキングはそもそもほとんどやってないということであまり上達を感じないというか上達しているのかすらよく分からないという結果になりました。

語彙力テストの信憑性を調べてみた

ところで、冒頭で挙げた語彙力テストの信憑性は如何ほどのものなのでしょうか。このテストはただの4択問題なので、テキトーにやってもいい結果が出てしまう可能性があります。

それを調べるべく、今の私にはあまり出来ない言語(タイ語、アラビア語、チェコ語)の語彙力テストを超テキトーにやってみました。(このテスト、英語だけじゃなくて結構色々な言語の語彙力を計ることが出来ます。)

結果は↓

タイ語。3歳児並だと言われる。
アラビア語。再度3歳児認定。
チェコ語。圧倒的三歳児。

というわけで、分からないものをデタラメにやったら全て3歳児認定されました。デタラメやっていい結果が出る可能性はどうやら低そうで、信憑性はまぁまぁと言ったところでしょうか。ただ、語彙数自体は当てにならないようです。(私タイ語の語彙なんて10もないはずなんで、1800は過大評価過ぎます。)が、年齢の評価は概ね正しそうだと考えて良いでしょう。

私の年齢がここ5年で10歳児から14歳まで上がったのは喜ばしいことです😂

それにしてもアラビア語圏の三歳児、語彙量エグすぎない?

まとめ

学習言語をずっと使っていると語彙量は勝手に増えていくので(実感するには何年もかかるかもしれませんが)、簡単なものからどんどん実践していきましょう😀

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