数週間前、某アフィリエイトエージェントさんから「DMM英会話のAI ベータ版が出るのでアフィリエイターには優先的に使う権利をやろう」みたいな某オプーナを彷彿とさせるメールが来ました。嘘です、実際はもっと丁寧な言葉遣いでした。
私は常々「If I could talk in English with ChatGPT!!」とか思っていたので、これには飛びつかざるを得ません。体験授業を一回だけ受けて以降ほぼ完全放置していたDMM英会話にログインし、ベータ版を使う権利をもらうために最善を尽くしました。まぁ実際はこれと言って何したわけでもないのですが。
で、昨日あたりにようやくその権利を賜ったので早速試してみました。結論から言うと(色んな意味で)メチャクチャ面白いです。そして、人間相手の会話の前哨戦としてはなかなか使い勝手が良いと思いました。
なお、DMM英会話のアカウント作成と件のAIベータ版ウェイティングリストへの登録はこちら↓でできます。

プロモーション
人間相手の英会話も2回(1回25分)無料で試せますのでとりあえずやってみるとよろしいかと思います。
ちなみに私は2回目の無料体験を後生大事に取っておいたら、「無料体験の有効期限が切れました」みたいなことを言われて無料体験をする権利が無に帰してしまったという悲しい目に遭いましたので、登録したらとりあえずさっさと体験枠を消化することをお勧めします😇
では、実際にAI英会話を使ってみた感想を詳しく書いていきます。
言葉は出る! だが! 発音が出来ない!(カイジのナレーション風に)
さて、今回提供されたお試し機能は↓のようなものです。その名もAI ロールプレイ。
この「DMM英会話 AI ベータ版」の第一弾コンテンツとして、
DMMの通知より
海外旅行やビジネスシーンをはじめ、英語を使った60以上の様々なシチュエーションを疑似体験できる「AI ロールプレイ」を公開します。
早速見ていきましょう。

こんな感じで、色々なシチュエーションの会話をエンジョイすることができます。上のスクリーンショットには8つしか載っていませんが、実際には50以上の場面があります。
では、試しに最初の"Nice to meet you!"を試してみましょう。私は自らの個人情報を隠匿すべく、ホラーゲーム「バイオハザード コードベロニカ」に登場したAlfred Ashfordに成りすまして会話をすることにしました。


会話は音声入力も文字入力もどちらも使えます。が、ぶっちゃけ音声使わないならChatGPTを使えばいいので私的にここは音声一択です。会話部分の一番上にある"Send Automatically"をオンにしておくと、発話を止めてから3秒後に勝手に入力内容が送信される仕様になります。オフにすると好きなだけ時間をかけることが出来ますが、会話の緊張感がなくなるので私はオンの方が好きです。
さて、上記の会話を見てもらえるとわかる通り、私の名前が"Outlet asphalt"になっております。
Me introducing myself: I'm Alfred Ashford!
What AI recognized: I'm Outlet asphalt
というわけで、第一声から私の発音が崩壊していることが明るみに出てしまいました。それでもめげずに会話を続けます。

今回は入力中の画面を取ってみました。画面下の入力ボックスに私の発話が文字として表示されます。
なお、今回私が言いたかったのは "I'm Commander of this base"だったのですが、Arisaさんには"I'm Commander over this space"と解釈されてしまい誠に遺憾です。思ったよりすらすら話せたのですが、発音で台無しです😇
相変わらず発音の悪さが目立つその後↓

"I command a military base in the Rockfort Island "と言ったつもりが"Hi command a military base in the local Island"になってしまいました。ロックフォート島がド田舎みたいな言い方は止めるんだ😇
Arisaさんが大変Impressedな感じで真面目に返事を返してくれて優しい😂
「軍基地の司令官をやってて楽しいことは何かね?」みたいなことを聞かれて「知らねーよ」と思った困った私はとっさに"The Ashford family is among the first and the finest. My grandfather is one of the original founders of Umbrella Inc"などと謎の家系自慢を始めるのですが、冒頭部分の活舌が悪くて"The Ashford familyがThey ask for the family"などと意味不明な感じになってしまいました。
当たり前ですが、相手が生身の人間だったらこんなことしません😇 というわけで、私は活舌の悪い英語で軍司令官の身分と高貴な出自をドヤ顔で自慢する痛々しい感じの人を見事演じきったのでした。ちなみに、バイオハザード コードベロニカに出て来る本物のAlfred Ashfordも痛々しさという点では遜色ないので大丈夫です(何が)。
ここで、以下の文を見てください。
Hi command. A military base in the local Island.
I command a military baseと言ったつもりだったのですが、変なところにピリオドが入っています。AIの自動認識のおかげで、少しでも言い淀むとそこで文が終わったと解釈されて強制的にピリオドをブチ込まれます。というわけで、最初の方は途中でピリオドを打たれないようにめっちゃ早口でしゃべるのがとりあえずの目標となるでしょう😇
全ての発言にフィードバックがもらえる
さて、このAIロールプレイにおいて非常にありがたい機能として、自分の発言した内容全てに詳細なフィードバックがもらえるという点があります。↓をご覧ください。

部屋をデラックスルームに変えても余裕であると財力を誇示しているこの台詞の右下をよく見ると"Get Feedback"というボタンがあります。
なお、システムの表示言語は私の好みで英語にしてありますが、日本語表示も設定できるのでご安心ください。


で、話を戻すとフィードバックです。
"Get Feedback"または「フィードバックを表示」を押すと、↓のような感じでフィードバックが表示されます。

割とイキったつもりだったのですがsounds naturalだそうです。表現力が足りないと満足にイキることも出来ない世知辛い世の中
ちなみに、話すのがたどたどしいと↓みたいなフィードバックを頂けます。

赤い鍵括弧内: 短くて不完全な文は失礼な印象を与えるので止めましょう的な事を言ってる
大丈夫です、強制ピリオド砲で短くて不完全な文にしてくるのはAIさんだけで、相手が人間だったらこちらの話し方がたどたどしいだけなのを察してくれます😇
フィードバックは結構細かくて自分の言った言葉を修正してもらえる他、その状況で使える他のフレーズを教えてもらえることもあるので、必要に応じてメモっておいてもう一度同じロールプレイをして使ってみるのも面白いでしょう。
その他の機能等

各ロールプレイは↑のような感じでキリのいいところで強制自動で終了します。話す内容が少なすぎたり、話すのが遅すぎたり言ってることが意味不明だったりするとAIが気をつかってくれるのか比較的早期に会話が打ち切られるようです。
あと、↑のAIの台詞の上に"deluxe"という単語の意味が表示されています。AIの台詞にある知らない単語にカーソルを合わせるだけで意味を表示してもらえるので、辞書を引く必要は基本的にありません。AIの台詞はもちろん全て音声付で、台詞右側にあるスピーカーボタンで何回でも聞ける上、自動翻訳のボタンもあります。

個人的には、よりリアルの会話に近づけるために、AIの台詞を非表示にする機能もつけてほしいところです。
さて、基本性能を一通り紹介したところで、この「AI ロールプレイ」のメリットとデメリットを見ていきたいと思います。
まずはメリットから。
AI ロールプレイのメリット
好きな時にいつでもできる
相手がAIなので24時間365日いつでも使えます。予約したり予定組んだりする必要がないので楽ちんです。5分くらいあればロールプレイの1つ2つ余裕でいけます。
同じ状況での会話を違う内容で何回でも試せる
自分の発音を練習して改善したり、フィードバックでもらったフレーズを試してみたり、似たような状況で異なる会話を繰り返せるので飽きませんし、アドリブ力もつく気がします。
細かいフィードバックがもらえる上にそれを試せる
これは既に述べた要素を合体させたメリットです。
自分の発音のおかしな部分が分かる
これも大きなメリットです。が、人間なら文脈で大雑把に理解できるところでもAIは過剰なまでに正確な音声認識をして混乱したりしてしまうので一長一短です。発音は大事ですが、かといって正確な発音を気にしすぎると全く話せなくなってしまいがちなので、発音矯正は苦にならない範囲でちょっとずつやっていけばいいかと思います。
ビデオ通話のタイムラグがない
Skypeとかを使った人間相手のビデオ通話だと、回線の状態などの関係でラグが生じて会話のタイミングを嚙み合わせるのが大変だったりしますが、その手のストレスはありません。
ふざけた会話が出来る
いや、これは人によっては大したメリットじゃないかもしれません。でもなんかゲームとか映画とかの変な台詞を真似してみたい時ってあるじゃないですか。え、ない? ありませんか、そうですか。
人間と話すときの緊張感がないので、話す練習を繰り返して自信をつけるには最適
対面の会話での緊張感とプレッシャーを感じることなく学習することができ、
DMMの通知より
初心者の方から上級者の方まで様々なレベルの方にお楽しみいただけるコンテンツとなっております。
DMMが長所として挙げているポイントとして、緊張感を感じないで発話の練習ができるという点があります。
これは話すのに慣れていない私のような人間にとっては実にありがたい仕様です。状況に応じてどんなことをどんな発音で言えばいいのか色々試したりできるのも、先ほど述べた通り長所です。
いずれはAIを卒業してリアルの人間を相手に話さなければなりませんが、ある程度すらすら話せるようになってからであれば自信がついてある程度は精神的負担が減るので、比較的余裕を持って話せるようになるでしょう。
AI ロールプレイのデメリット
お次はデメリットです。
空気は読んでくれない
先ほど述べたように、こちらが口ごもったり言い淀んだりしたりすると直ちにピリオドを打ちこまれたり、自動送信をオンにしている場合は最後まで言い切る前に送信されて話があらぬ方向へ進んだりします。だから面白いんですが。
AIなので当たり前ですが、人間なら分かってくれそうなところでもあまり分かってくれなかったりします。
リアル会話のリスニング練習にはほぼならない
実際の会話ではもちろん相手が言った台詞が文字で表示されたりしませんが、このAI英会話は懇切丁寧に表示してくれます。目をつぶってやったら実際の会話っぽく出来るかもしれませんが、ちゃんと音声入力されているかどうかの確認は画面みてないと怪しいので、それは難易度が高いです。
また、AIは実際の人々と比べて実に聞き取りやすい発音と速度で丁寧に話してくれます。
以上のことから、このAIロールプレイは「自分が話す言葉」に強い力点を置いた練習になり、会話中のリスニング力を上げるという観点からはそこまでの威力はないものと思われます。
もちろん、話すのが反射的に出来るようになって難易度が下がればその分リスニングに回せる脳味噌の容量が増えますので、会話能力の向上に役立つことは間違いありませんが、基本的にはスピーキング専用と割り切った方が良いでしょう。
爆笑し過ぎて会話どころではなくなる時がある
これは私だけかもしれないのですが、発音が悪すぎて自分が言ったつもりの事とはかけ離れた意味に取られてしまい、それを読んで思わず腹を抱えて笑っているところにAIさんが冷静に返事を返してきて、笑いを必死に抑え込もうとしながら話をするとさらに発音が崩壊してまた話が明後日の方向に飛んで行って・・・みたいなことが時々起きます。
例えば、↓みたいなのです。

housekeepingさんに"full cleaning service"を頼もうとしたら相変わらずの発音の悪さで"Federal credit union service"と謎の解釈をされてしまい、「うちホテルだから銀行業はやってないんや、すまんな(困惑)」とか言われている図です。笑うわこんなん😂 この後、ずっと笑いが止まらずさらに発音が不明瞭になり、ホテルの受付の人はずっと困惑してました。そりゃそうだ😇
というわけで、時々英会話の練習AIがただの笑い袋と化してしまうのが難点です🤣
なお、私はそんな感じで爆笑していますが、人によっては自分の発音の悪さにがっかりしてしまうかもしれません。まぁでも少なくとも人間が相手の場合は多少聞き苦しくともAIよりは遥かに理解してくれるので、そこまで心配しなくていいと思います。
例えば、このAIさんは私が"I learned German"と言うたびに"island Jama"などと意味不明な認識をしてくれてたのですが、これまで人間相手にこれ言って「Jama島」みたいな謎の解釈をされたことは皆無でした。そういうことです😇
とはいえ、発音はいいに越したことはないのでちょっとずつ矯正していくのが良いと思います。私は昨日頑張って練習してやっとAIさんが"I learned German"を正しく認識してくれるようになりました😇
あと、私の場合workと何回言っても何故か毎回walkにされるんですよ。こちらは頑張って練習してみたけど未だに解消されません😇
"The housekeeping worked well"と言ってホテルの人を称賛したつもりが、何故か"blocked"とか"walked away"とかと認識されてしまい、瞬時に悪質クレーマーになってしまいました。↓を見ると一生懸命"worked well"と言おうとしているのにどう見てもただのヤバい奴になってて未だに笑ってしまいます。

まぁでもこれはデメリットというより、元気を出したいときに英語の練習をしつつ腹を抱えて笑えるという素晴らしいメリットかもしれません😂
まとめ
というわけで、DMMのAI ロールプレイを試してみた感想を長々と書いてきました。
ぶっちゃけ私は会話にそんなに自信がなかったのですが、やってみると思ったよりすらすら話せました。が、上で散々ご紹介した通り発音が酷くてAIになかなか正しい認識をしてもらえません😂
ちょうど私が英会話にもAIにも興味津々で、こういうのを待ってた!というタイミングでこの案件が飛んできたので、私にしては珍しく飛びついてしまいました。
(普段のアフィリエイト案件って脱毛がどうの育毛がどうのスキンケアがどうのとかこのブログとどう見ても関係なさそうなのばかり来るので基本全部スルーなんですよ😇 「脱毛に関する英語表現まとめ」みたいな謎の記事を書かない限り絶対広告できないですよね😂 記事内容は「これを覚えれば英語で脱毛ができます!! あっ、でも脱毛するときは日本のこの脱毛サロンを使ってください、日本語通じますから!」的な、アンタ脱毛なんかしなくても十分不毛だよ、みたいなものになる気しかしません)
そんなわけで、「DMM英会話 AI」に興味がある方は是非↓からDMM英会話のアカウントを作って、ベータ版のウェイティングリストに登録してみてください😃

プロモーション
AI ロールプレイ(2023年8月現在はベータ版)はしばらくの間は無料で開放されているそうですが、いずれは有料化されるそうです。
ということで、興味がある方には早めに試してみることをお勧めします。
あと、人間の講師相手の無料体験レッスン2回分も早いとこ消化してしまうことをお勧めします。
既に述べた通り、私は2回目を放置してたら有効期限切れになってせっかくのタダで練習できる機会を棒に振りましたので😇
それから最後に謎の釈明をさせていただきたいのですが、私が毎回この記事のスクリーンショットに載せたようなふざけた会話ばかり練習していると思ったら大間違いです😂 基本的には真面目にやってますからね(震え声)