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ブログ閉鎖予定のお知らせ(+語学の話も少し)

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先日↑みたいな記事を書いて「年内にはもう更新しないから見に来なくていいっすよ」みたいなことを言っておきながら、舌の根も乾かぬうちにこんな記事を投稿することになってしまい、誠に遺憾です。

さて、タイトルの通りですが、この度当ブログを閉鎖する予定にすることを決定致しました。なんでこんな回りくどい言い方をしているかというと、気が変わってやっぱり閉鎖しないことにする、なんて可能性もなくはないからです。

ぶっちゃけ今すぐ閉鎖してもいいのですが、↑みたいなお知らせ記事を書いてしまった以上、来年見に来てくれた方がなんの予告もなく消滅したブログに遭遇するのも何だか騙し討ちみたいで後味が悪いので閉鎖の時期は来年、2024年2月くらいにするつもりです。

閉鎖の理由

閉鎖の理由には2つありまして、1つは経済的な理由、2つ目はモチベーション的な理由です。

経済的な理由

きれいごと抜きでざっくり言ってしまうと、お金の問題です。もともと当ブログは「不労所得が欲しい!!111^q^」という実に俗な動機で作られたのですが、お金を儲けようとすると検索キーワードから逆算して記事を書いたり(SEOライティングと呼ばれており、AIが検索エンジンにとって代わるとオワコンになる模様)、セールスライティングとかコピーライティングとか(合法的に使うとマーケティングと呼ばれ、違法な目的に使うと詐欺とかペテンと呼ばれるアレ)極めて作業的でつまらない事をしなければならないという現実に遭遇して私は早々にそういうの諦めました。私はもともと感覚で文章を書く生き物であり、そういう賢しいことに向いている気質ではありません。その上、ブログの運営には毎月サーバー代がかかり、これでは不労所得ではなく不良所得です。

このブログから誘導して有料noteを売る構造にしようかとも思ったのですが、それも次に述べる理由でなしになりました。

ぶっちゃけ金にならなくてもいいから続けようかなとも考えたんですが、それもやっぱり以下で説明するモチベーション的な理由でなくなりました。

あと、昨今の情勢考えると日本円稼ぐ仕組みを今さら作っても仕方がないという気持ちもあります。どこの国でも通用するスキルを身に着けて、有利な通貨の間を渡り歩ける態勢を構築するのが理想ですが、有料noteや国内のアフィリエイトではどう考えても無理なので…。

モチベーション的な理由

当ブログでは一貫して「外国語出来るようになりたかったら日本語で勉強法なんか読んでないで実用しろ」という主張をしているのですが、これ自体が自己矛盾です。何しろ私はわざわざ時間を割いて日本語で記事を書き(ほとんど金にもならないのに)、読者の皆さんは「日本語で勉強法読んでる暇あったら学習言語で何か読め」と書かれた日本語の記事を読むということになるわけですから、もう私のブログの存在自体があらゆる観点から見て矛盾しまくっています

当たり前ですが、ここから「日本語で書かれた私の有料noteを買え」という流れに持っていくことは私の技量では無理です。舌が何枚もあって太くて耐久性に優れた神経をお持ちで、自分の言ったことを必要に応じて忘れたり思い出したり出来るハイスペックな政治家の方とかならそういう高度なことも出来るのかもしれませんが、私のような低スペの小物にはそんなの無理な話です。有料noteの内容を「私が外国語で経験した面白いこと」みたいなネタにすることも考えたのですが、日本語でブログとかnoteとか書いてるとそれだけで外国語と接する時間が激減してネタの枯渇も時間の問題、みたいになってしまいます。

このブログを英語で書く、ということも考えなかったわけではありませんが、個人的に日本語圏の活動と英語圏の活動は完全に分離しておきたいという気持ちがあるため、それもお釈迦です。

一応noteアカウントを新しく作って何か試そうとしてみたんですが、noteのページを開くと他の人が書いた記事がぞろぞろ出てきてつい余計な日本語を読んでしまうという問題が生じたので、またアカウントを消してしまいました。

また、日本語の活動を断捨離しまくって久しい(下記記事参照)最近の私にとって、外国語で何かするというのがもはや肺呼吸並みにフツーの事になってしまい、わざわざ時間割いてそれについて日本語で何か書くという行為自体に何か虚しさを感じるようになりつつあります。

日本語活動を断捨離してこんなことをやってるよ、という記事

数か月前、2023年の8月9月には割とテンション高めで記事を連投していたのですが、あの時の元気は(少なくとも今は)もうありません。今も下書きは20記事分くらいあるのですが、どれもこれも書いている途中で「こんな事を力説して何になるんだろう」みたいな感じで力尽きてしまっています。何だか「肺呼吸を上手にするコツ!」とか「二足歩行に必須のマインドセット」みたいな記事をドヤ顔で書いているような奇妙な気分になって萎えてしまうのです。

外国語会話とか英検とかについてちょっとだけ書きます

会話について

10月に外国語(主に英語)で複数人グループでのボイスチャットをしまくった結果、長年抱えていた「外国語で音声会話があまり出来ない」というコンプレックスが消滅してしまいました。それで、多分私の中で外国語の位置づけが完全に変わってしまったのでしょう。11月に入ってからはボイスチャットで仲良くなった外国人と1対1で毎日2時間くらい英語で音声通話をしており、9月くらいまで抱えていた「英会話が上手く出来ないよ(つд⊂)エーン」みたいな感覚が何だったのか今となっては謎なレベルです。これは「私がネイティブの如く流暢になった」というわけではなく、そもそも「ネイティブの如く流暢でなくても英会話は出来る」ということです。会話の相手も非ネイティブで結構訛りも文法ミスも分かんない単語もあって、お互いに分ったり分かんなかったりしつつもなんやかんやで話は途切れずにちゃんと続く、みたいな感じです。

英米豪あたりに住むのではなく、ただの国際共通語として英語を使う場合、非ネイティブの英語を聞き取る能力は必須です。こと英語に関してはネイティブ信仰に大した意味はないかと思われます。ただし、これは発音がテキトーでいいという事を意味しません。

日本人の場合は少なくとも子音を単体で発音する練習が必須かと思われます。日本語の音は「ん」以外全て子音と母音のセットで出来ていて、子音を単体で発音するという発想自体が日本人にないからです。何となくやっていると、大抵の場合英単語で子音が連なっている部分に余計な母音をブチ込みまくって意味不明なことになるかと思われます。他方ほとんどの外国人非ネイティブは訛りがあってもそれは英語の綴りを自国語読みしているだけなので、母音を足しまくる日本人と違って綴りそのものや音節数を変えてしまうことはあまりなさそうだと個人的には思っています。

英検一級について

取り損ねた英検一級にも長らく未練を持っていたのですが、それも最近になってなくなりました。別にもう十分英語で色々出来るので、試験いらないなと。英検一級とかTOEIC900以上とか持ってたらこのブログの説得力が上がるかなとかちょっと考えたりもしたんですが、このブログを畳んだらそれも完全に必要なくなります。

英検一級の話を出したのでついでに言っておくと、英検一級の大問1に出てくる単語の穴埋め問題、アレ出来なくても実用の観点からは何の問題もありません。「なんでや!ネイティブが読む本とかニュースとかに英検一級単語めっちゃ出てくるやろ!!」というお怒りの声が聞こえてきそうです。おっしゃる通りめっちゃ出てくるので、ネイティブ向けの本とかニュースを読みまくっていれば何回も見てるうちに勝手に分かるようになります。しかも文章中に穴が空いていて自分で単語を入れないといけないというシチュエーションは試験の外には存在しません

そんなわけで、英検一級の単語集とかやってる暇があったらネイティブ向けの本とかニュースとかを大量に読んだ方が上達も早くなって情報も手に入って一石二鳥です。外国人と話すときも「Sapiens読んだ?」みたいなノリで会話のネタに使えます。印象に残ったところはパラグラフを丸暗記しておくと、英語の構成力が上がるうえに「Jared Diamondは自著の中でこんなことを言ってるんだよね」みたいな感じで引用も出来ます。会話をしたかったら中身の蓄積も重要です。単語帳で穴埋め問題対策をする必要は特にありません。大量に読んでもなお分からない単語が単語集の中に残るかもしれませんが、そのような単語はあなたが読むジャンルのものにはほぼ登場しないということで、やはり実用面の問題にはなりません。試験に出るけど実用には必要ないものを覚えるというのはシンプルに無駄だと思います。

ちなみに私は日本在住であり、留学したわけでも海外就職をしたわけでも高額な英会話スクールに通ったわけでもないただの引きこもり自営業者なのですが、そんな人間でも大して金を消費しないで日常生活を外国語に漬け込むということが現代インターネット社会では可能なわけです。

まとめ

最近アクセスが伸びてきてて、ぶっちゃけここでブログを消すのは何だかもったいないという気持ちもあるのですが、上記の理由を考えると今のところ続ける理由が全くなく、どうせ何かやるなら英語圏でやった方が良い、みたいな状態なので思い切って閉鎖してしまおうと思います。

このブログは私のオンライン活動にとって最後の日本語圏で(例えるなら陥落寸前のグラナダとかコンスタンティノープルとかそんな感じでしょうか)、ある意味私の日本語圏への未練を象徴しているような存在でもあるので、思い切って断ち切り、外国語圏でやることに集中しようと思います。いざイスタンブールへ。

後数か月あるので私の気が変わらないとも限りませんが、とりあえず今のところは来年2月に閉鎖する予定です。なお、閉鎖までの数か月の間に気まぐれで記事を投稿する可能性はあります。どうせ消すなら書く必要ない気がするんですが、まぁその辺は気分の問題なので。

そんなわけで、これまで記事を読んでくださった皆様、italkiやHiNative Trekなどを私の紹介記事から購入してくださった方々、感想を含むメールをくださった方、本当にありがとうございました。

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