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日本語字幕はあり?なし?~洋画での語学学習~

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NetFlixやYoutubeなどの動画コンテンツの興隆により、近年では学習言語での映像視聴が音声を使った語学学習の定番となりつつあります。が、この時に初心者の方は字幕の扱いに悩むことと思います。というか私も悩んでました。最近偶然結論らしきものに辿り着いたので、ここで「外国語での映像視聴時に字幕をどうするか問題」について考えてみたいと思います。

ちなみに、タイトルにはとりあえず「洋画」と書きましたが、別に見るものは韓国ドラマでもベトナム映画でもボリウッドでもナイジェリア人Youtuberでもヘブライ語のドキュメンタリーでも外国語音声での映像視聴ならなんでもオッケーです。というよりこの記事自体が私の韓国ドラマ視聴経験に基づいて書かれています。

字幕の使い方

ご存じの通り、字幕の使い方には以下の3パターンがあります。

  1. 字幕なし、外国語音声のみ
  2. 外国語字幕で外国語音声
  3. 日本語字幕で外国語音声

この中でどれが一番有効なのでしょうか?この記事では外国語映像に慣れていない方を対象に考えていきたいと思います(字幕なしで全部分かっちゃうわ~って方はこの記事読まないだろうし・・・笑)。

結論から言うと、初心者の場合は3の日本語字幕一択です。私の経験を踏まえて順を追って理由を説明していきますね。

映像視聴初心者が日本語字幕を使うべき理由
~私の字幕遍歴より~

素直に日本語字幕を楽しんでいた少年時代

私が最初に外国語映像にどっぷり浸ったのは小学校高学年くらいの頃から中学校に通っていた時期にかけてだったように思います。この頃、「スターウォーズエピソードI」や「バイオハザード1~3」などの登場人物が皆英語で話し、そこに日本語字幕がついてるゲームをかなりやりこんでいました。この頃から英語には興味津々、聞き取れた単語や日本語から引きたい単語が中学生用のしょぼい辞書に載っていないという理由でお年玉を大人用の英和・和英辞書に注ぎ込むなどしていました。この頃は日本語字幕を見て英語音声の意味を取ることに何の疑問も感じずに素直に作品を楽しんでいました。

日本語字幕を排斥し、英語への没頭を阻害した学生・新卒時代

大学生になって英語以外の外国語にも興味を持ち始めると、中学生の頃とは違って「外国語学習」を強く意識するようになりました。特に学習方法に関する知識があったわけでもなかった私は、「英語で聞いて英語で読めば勝手に英語が分かるようになるに違いない」と安易に考え、英語の映画やドラマを一切の字幕なしで見るようになりました。

が、当然ですが別にメチャクチャ英語が得意だったわけでもない私は英語だけ聞いててもほとんど全く分からない、話についていけないという状態に陥りました。こうなると映画を見ていても正直ちっとも面白くないし、モチベーションは落ちる一方。

そんな状況を打開すべく、その後は英語音声に英語字幕をつけて視聴し、分からない単語が出てきたらその都度映像を止めて辞書を引きながら見るという手法を試しました。が、当時は紙の辞書を使っていたことも手伝って、この方法ではとてつもない時間がかかりました。話は15分分しか進んでいないのに実際の時間は1時間も2時間も経過していたりということはザラで、結局2時間の映画を全部見切ることはできませんでした。

この後も映画を止めて一話あたりの時間が短いドラマを見てみるなどして何とかこの方法を貫徹しようとしてみましたが、最早何も楽しめず、苦行のようになって間もなく洋画を見るのを止めてしまいました。そこに至っても「日本語字幕をつける」という選択肢に戻ることはありませんでした。その理由が意地だったのか、発想が硬直していたのかはたまたその両方なのか今となっては思い出せませんが。

日本語字幕で韓国語ドラマを見続けたフリーランス初期

そんなこんなで大学を出てしばらくは外国語の映像を見ることから離れていたのですが、会社を次々に辞めてフリーランスを始めたことにより転機が訪れました。

フリーランスを始めた当初、実績も人脈も何もかもゼロだった私は当然の如く「開業届を出しただけのニート」というに相応しい存在であり、実家で有り余る時間を持て余していました。フリーランスなのでパソコンは二つなければ困る、ということで(数少ない仕事が来た時に一台しかないパソコンが壊れたら詰んでしまう)新しいパソコンとディスプレイを購入。この時買ったディスプレイがテレビ付だった事が私の語学人生に思いもよらぬ影響を及ぼしました。

この時この世のキングオブ暇人オブ暇人の絶頂期だった私は、とりあえずテレビで外国語を学習しようとNHK語学講座の視聴を開始。他に何か面白いものはないかな?と思って番組表をクルクルしてたら平日の昼間に韓国ドラマがあるわあるわ、ということで「登場人物が皆韓国語を話すから」という理由で日本語字幕付で適当に韓国ドラマを見始めたらこれが面白くてハマるハマる。

平日昼間に毎日やってる連続ドラマに湯水のように時間を注ぎ込み、時には毎日3本の韓国ドラマを欠かさず見る時期などもありました。土日は放送されないのですが、続きが気になって仕方ないので録画したものを見直しておりました。

また、韓国ドラマは12話くらいの短編から50話とか80話とかとんでもなく長い長編まであり、そういったものを片っ端から見ていくことで恐らく半年~1年で400~800時間、あるいはそれ以上の時間を韓国ドラマに注ぎ込みました。

韓国語ドラマを大量視聴した結果

このように異常とも言える量の韓国ドラマを日本語字幕韓国語音声で大量視聴した結果何が起こったかというと、ハングルの読み書きと文法書の最初の方しか知らなかった程度の私の韓国語力が爆発的に上昇しました。簡単な文構造や頻繁に使われるフレーズは実用的なものから永遠に使わなさそうなものまで音でそっくり覚え、文脈次第では登場人物が次に何という言葉を言うか予想して当てることまでできるようになりました。本来は色々な文法規則を覚えなければならないような文でも「これは自然、これは聞いたこともないから不自然」と結構ネイティブに近い感じで判定できるようになったんですね。

ただし、分かるようになったのは本当に基礎的なものだけで、ネイティブのように全て分かるようになったかというとそんなことは全然ありませんでした。仮に800時間聞いていたとしても、24時間で割ると1年分にもなりませんからインプット量はネイティブの0歳児と大差なかったことになります。完璧にはほど遠い。

そしてここで私が気付いたのは、学生時代にあれだけ躍起になって排除した日本語字幕の有用性です。

なぜ日本語字幕が良いのか?

結局、モチベーションの下落と英語力の停滞を招いた学生時代のNo日本語字幕路線よりも、日本語字幕付で大量視聴した韓国語の方が圧倒的に良い成果を収めるという結果が出てしまいました。この原因を考えてみます。

1.話が分かるから面白い、面白ければたくさん見る

一番重要なのはこれです。何故さっさと気付かなかったのか不思議なくらいです。無論、日本語字幕を読んで満足していては外国語が全く身につきませんが、上手く使えば外国語の音を有効に活かすことができます。

2.字幕で意味を一瞬で理解出来るので、ほとんどの時間を音声聴解に充てられる

内容がメチャクチャ難しいとか長いとかでない限り、基本的に日本語字幕の意味を理解するのには1秒もかからないと思います。登場人物が外国語で喋っている間、冒頭の一瞬で意味を理解して後はなんと言っているのか聞くことに集中できるため、和文外国語訳の例を目と耳で大量に摂取している状態になります。

これを外国語音声+外国語字幕にしてしまうと、字幕を読むのに精一杯な上、そもそも読み終わる前に台詞が終わって字幕が消えてしまったりで「意味もあまり取れない、音声なんて聞いてる余裕もない」という状況に陥ってしまって何もいいことがありません。何回も止めて字幕をきちんと読むか、分からないままだらだら見るかの二択となってしまい、前述した私の経験から言っても面白くないしモチベーションが続きません。

外国語学習に日本語字幕を使う場合の注意点

これは人によりますし、自発的に勉強しようとしているモチベーションの高い人なら大丈夫だと思うのですが、「日本語字幕を理解しておしまい」にならないようにしてください。多くの場合、外国語の音声は意識して聞かないとただの雑音として耳を通り抜けていきます。あまり力みすぎてもしんどいですが、目的が外国語の方である事、日本語字幕はあくまで補助に過ぎないということを忘れないようにしましょう。

まとめ

そんなわけで最初から最後までソースは私個人の経験だったわけですが、辿り着いた結論はそこまでおかしなものではないと思います。やっていることはネイティブの子供が母語を習得するときに近いと思います(ただし、彼らと違ってテレビを見てるだけで自分から発話することはありませんが・・・)。

韓国語は日本語と似ているから簡単に覚えられたんじゃないの?という疑問もあるかと思いますが、以下にまとめた日本語字幕のメリットと照らし合わせて見ると対象言語が何語であってもさほど変わりはないと思います。必要な視聴時間が 韓国語より多い可能性はありますが。

日本語字幕で外国語映像を視聴するメリット

  1. 映像の内容を楽しむことができ、苦しまずに量をこなせる
  2. 言葉の意味を一瞬で理解し、音声のみに集中できる

結局、暇人を脱して仕事が軌道に乗り始めたあたりから私が韓国ドラマを見る時間は激減してしまい、それ以降韓国語力はさほど成長していないのですが、あの生活をあと数年続けていたらひょっとしたらネイティブ並の理解力になったのかなぁ~と思うとちょっと惜しい気もします。

今回は「字幕」にフォーカスして記事を書いたのですが、また別記事で映像音声から学ぶメリット等についてもまとめてみたいと思っています。

おまけ

おまけというか宣伝というか、本記事の途中で韓国ドラマをたくさん見たという話をしましたので、韓国ドラマがたくさん見られるU-Nextの広告を貼っておきます😂↓

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最初の1ヶ月はタダで好きな作品(一部の有料レンタル作品を除く)を見られるのでおススメです。字幕が日本語しかないのが弱点なのですが、韓ドラの場合は英語と違ってDVDでも他の配信サービスでも滅多に韓国語字幕ついてないのであまり関係ありません😂・・・
ていうかこの記事自体日本語字幕推奨だから何も問題ない・・・はず。

私もとりあえず登録して無料期間中に使いましたが、16~20話前後で完結するシリーズを見るのがお勧めです。それ以上あると多分無料期間中に見終わりません😂

なお、当然ながら韓国ドラマ以外にも色々あります。私は韓ドラしか見なかったので他には特に言及しませんが、雑誌とかもあるみたいですよ。

注↓

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本ページの情報は2020年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。


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